ドイツ暮らしのキロクチョウ

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去年の秋、ある「日本語教材寄贈プログラム」に申請してみたところ、
無事審査に通って、私が働く学校に、日本語教育に役立つ本、
約30冊、10万円相当の本が寄付されることになっておりました。

寄付してほしい本は自分で希望できるし、送料も負担してくれるというので、
本が届くのをウッキウキで待っていた私。

ところが、先週、税関から1通の葉書
「中身を確認したいので、税関まで来てください。」とのこと。
ちょっと不安になりつつも、
同じプログラムから寄付を受けて、すでに荷物を受け取った友達が、
「ウチの荷物も税関で止められたけど、関税は取られなかったよ」と言うので、
少し気を取り直して税関へ行ってきました。


対応してくれたのは、同じ年くらいでとても感じのいい女性。
「箱を開けてください。」を言われて、これはお決まりのことだからと、
素直に箱を開けて中身を見せたら、なんとこの女性、
本1冊1冊の値段を紙に記入していきました。
「えっ?もしかして、関税を計算しようとしている??」と思って、急いで反撃。

「すみません。これは公的機関から公的機関への寄付なので、
   関税はかからないはずですが…。」
  (去年、この説明で関税を逃れた人を知っていた。)
「プレゼントであっても、規定の額を超えていますから…。」
「でも先週、隣のB市の税関で同じような荷物を受け取った友達は、
   関税を払わずに荷物を受け取ってきましたが…。」
「……。では、この荷物に関税がかけられずに済む理由を、説明してください。」
「どういう理由でB市の税関で関税がかけられなかった荷物が、
   ここで関税をかけられるのか、私も知りたいです。同じ州内なのに。
   B市での具体的な例を説明しているのだから、
   あなたが、B市の税関に電話をして、確認していただくことはできませんか。」

途中、担当の女性がB市に電話をかけてみてくれたり(でも不通)、
別の人に相談したり、資料で確認してくれたりもしつつも、
同じような押し問答を永遠に繰り返し、気づいてみたら1時間半が経過。


実は私も、内心は、この女性の言っていることはある程度正しくて、
これまで関税を逃れられた例は単にその時の担当者のミスなんだろうなと思っておりました。
でも、同じ行政機関でも、A市とB市でやることが違うってのが最近続いたので、
私の堪忍袋の緒もプチンと切れてしまった結果が、この90分。
「私がここで90分粘ったことを、どこか上に報告してくれていいから、
 せめて州内での対応を統一させるべく、努力せい!」と思ったわけです。

結局、本には7%、CD-ROM等には22.5%の関税がかけられて、
60ユーロ程度を払いました。


もう、日本から荷物を送ってもらう/送る時は要注意。
伝票に、ちゃんとギフトや贈物と書いて、
内容物の価値のところは、真実がどうあれ、45ユーロ以下の値段を書いておくのが無難なよう。
税関に呼ばれたのは、今日で2回目ですが、どちらも価格のところが、「No Value」でした。
税関の女性も「No Valueはありえない。」と言っていて、
こう書いてあるとかなりの確率でチェックが入るから、
ギフトでも安めの値段を書くか、小分けにして送るようにとのこと。
結局届くものは一緒でも、数個に分けられた荷物ならいいだなんて、
相変わらず、税関は謎だらけです。


ある優しいお母さんが、海外留学中の息子に手編みのセーターを送りました。
「手編みのセーターをお店でかったら、1万円くらいはするかしら。」と、
お母さんは、内容物の価格の欄に、1万円と書きました。
荷物を受け取りに行った息子は、しっかり関税を徴収されました。
こういう話も聞いたことがあります。

腹のたつ話はこのくらいにします。

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コメント

オレも

ちわす。
オレもフィリピンに入国するときに、研究用の怪しげな装置を持ってたんで、それに対して関税とられた。
値段なんぼかって聞かれたんで、10万って言ったら2万円分くらいとられた。
ちなみに実際の金額は200万くらい。

帰国するときに持って帰るって言ってれば、取られへんかったらしいんやけど、初海外やったし英語ぜんぜんわからへんかったから、どうしていいかさっぱりわからんかったんや~。

200万って言ってたらどうなっていたことか。。。

No title

>タロ

もしや初コメント?

そんな研究用の怪しげな装置を持っていってたんだ!
ドイツもなんかいろいろ厳格なわりには、
「ここはフィリピンかぁ!」って思うこと結構あるから驚くよ。
担当者の気分で、対応がかわるのね。

200万って正直に言っていたら、
賄賂渡すしかなかったでしょ~(笑)。

No title

私も一度、本で税関に行ったことがあるよ。
最初、やっぱり値段をチェックして
「関税払え!」 って言われたんだけど
「これは全部、読み古した雑誌」だと言ったら
「中古品なら関税は掛からないから・・・」って言われて
結局、それで払わなくてもOKでした。
以前にも、一度使った物なら (gebraucht) と書くよう
言われたことがあるので (F市の税関)
Spendeや中古品なら、ホントは関税が掛からないのかもよ!
ドイツ語(か英語)で、送り主にそう書いてもらえると
一番いいんだけどねぇ。

小包もらっても、何万円もするお祝いなんかを
ホントの値段書かれてしまうと、関税取られるし
お返しはしなくちゃいけないし・・・で
ガーン!ってなることあるよね。

ただ安く書きすぎると、今度は紛失された時に腹が立つ
(これも一度あった)から、また困るんだけど・・・。

No title

↑ なんか、今読んだら
自分で書いたのに分かりにくいと思って・・・

つまり、新品のモノを 「贈り物」 として送るのは関税がかかるけど
不用品や古本を 「寄付」 するという形なら
関税は取られないのじゃないかな・・・と。

でも、「F市 だから」だったりしてね・・・。

No title

お疲れ様でした?
関税の事、色々教えてもらいたい。
一度母から小包送ってもらった時、DHLの人にお金を払った事があるの。
なんだかよく分からず、払ってしまったんだけど、
荷物送ってもらうとき、何か気をつける事とかあるのかなぁ~??

それにしても、isohaさんは立派だわ。
私ならもしちゃんと話ができても、そういった機転を利かせてお話できるかどうか・・・・

>Pau Pau さん

これは新品じゃありません、って訴えればよかったのかなぁ。
もう、よくわかりません。
でも、こんな対応がマチマチになるなら、
やっぱり一度統制しなおしたほうがいいと思うのだよね。

>Snow さん

DHLにお金?これまた謎だ!

私が実家から荷物を送ってもらう場合には、
品名をDry foods とかにして、
金額は、いつもAbout 30Euro と書いてもらっています。
これで、ひっかかったことはないです。
でも、単なる運の問題なのかなぁ。

立派じゃないですよ。
最初は、関税の額がわからず話をしていたんで、
万が一200ユーロとか請求されたらたまったもんじゃないと思って、
頑張ってみただけです。

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isoha

Author:isoha
遊びに来てくださって
ありがとうございます。
たまにたまにですが、
更新しています(笑)。

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